心を込めて個人の最後を看取ります
日本では臨終の際には、口に水を含ませる風習があります。
「末期の水(まつごのみず)」あるいは「死に水」と呼ばれているもので
血縁関係の濃い順に、水を含ませた脱脂綿や綿棒で
死にゆく人の唇をそっと濡らします。
もともとは、仏教に由来する儀式で、
この世によみがえるように、そしてあの世で乾きに苦しめられないようによ
祈りを込めて行われてきました。
末期の水は、必ず行わなければならないというものではありませんが、
最期に攻めて水だけも飲ませてあげたいというのは
家族の自然な感情といえるでしょう。
現在、日本ではカトリックを除いて、宗教に関係なく行われています。
必要な道具は病院で用意をしてくれます。
また、場合によっては「湯灌(ゆかん)」が行われます。
仏式では、納棺の前に死体を清めるものとして行う風習があります。
湯灌は、そもそも僧になるために死者を沐浴させる儀式で、
お釈迦様が父親の遺体を香油で清めたともいわれています。
故人が長いあいだ入浴できなかったようなときは
葬儀形式に関係なくおこなうのも良いかもしれません。
故人のメイクを依頼することもできます。
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